2011年6月5日日曜日

節電に配慮したイベントプランと舞台演出

夏になるとロックフェスティバルなどが盛んに行われますが、先日Big Beach Festivalに行って来ました。

このイベントには昨年と今年の2回訪れているのですが、今年は昨年と異なり東日本大震災の影響を受けて会場の幕張海浜公園が被災している事に加え、電力供給の問題があるため昨年とはやや異なる趣向でした。

舞台演出

昨年との違いを特に感じたのは、「BIG BEACH STAGE」と呼ばれるメインステージで使用されている、舞台演出用照明装置の仕様が、昨年の多数の電球を組み合わせた面状のものから、電球の数が少ない棒状のものへの変更です。

電球の数を減らせば当然、消費電力は抑制されるので節電効果が大きいわけですが、それに加えてレーザー発振器の数も減らされていたようです。

レーザーによる演出自体は発振器の数を減らしても、幾何光学的に工夫を加える事で多彩な演出が可能となりますので、これもまた効果的な節電対策といえます。

さらに、照明装置の使用電球の数やレーザー発振器を減らしても、演出効果が見劣りする事がないように、舞台背面のプロジェクション型ディスプレイのスクリーンサイズを舞台の背後全体に拡大して、迫力のあるビジュアルを表示できるようにするための工夫もなされておりました。

イベントプラン

昨年はTwitter社との提携企画で行われていた、ハッシュタグ検索によるタイムライン表示を行うための大型ディスプレイやコンピュータのような、消費電力の大きな電子機器は使用されず、電力を消費しないハンモックなどの設備を用いた南洋風の休憩所が設営されておりました。

また、昨年は様子を良く見ていなかったので何ともいえませんが、会場内の売店などの照明が白熱電球ではなくLED電球が採用されていたようです。


というわけで、今年のイベントは節電のための工夫が色々と行われそうです。

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