2011年10月31日月曜日

TeXによる\マークを含むドキュメント作成

このたび、コミックマーケット81 土曜日 東地区“パ”ブロック-59b にて頒布を行う予定となりました。

頒布物の作成に際して、TeXを使っているのですが、Windowsなどのディレクトリの区切りである「\」マークを、生成されるPDFファイルにフォントを埋め込む形式で出力させる方法がなかなか分かりませんでした。

こちらの記事に、非常に参考になることが書かれており、以下のように実施いたしました。

<プリアンブル>
     \usepackage{alltt} %% allttパッケージを使うことを宣言する
     <プリアンブル続き>
     <本文>
     \begin{alltt} %% \マークを使う場所 はじめ
      {\tt \yen}フォルダ名1{\tt \yen}フォルダ名2
     \end{alltt}   %% \マークを使う場所 おわり
     <本文続き>
という形式にすると、PDF生成プログラムのdvipdfmxでうまくフォントを埋め込んでくれました。

TeX自体は効率的なドキュメント作成を支援してくれるツールですが、時々このような裏技的な方法を使わないといけないのが難点です。

2011年10月23日日曜日

LaunchPadに最初から組み込まれているデモプログラムの挙動が変わった件

先のエントリでも、LaunchPadという製品を用いて実験をしている旨記載しておりますが、この製品に添付されてくるMSP430G2231というマイコンに内蔵されている温度センサからの温度測定データを、基板に搭載されたUSB-シリアルインタフェースを介して、PCのCOMポートに送ってくるプログラムが組み込まれています。

以前使っていたマザーボード(ASUS製 P5KPL-CM)のUSBポートに直結していたときには問題なく動作していたのですが、USBハブを経由させたりマザーボード更新後(ASUS製 P5KPL-AM)にUSBポートに直結すると、送られてきたデータを正しく取れなくなってしまいました。

ところが、別のUARTからのエコーバックなどのサンプルプログラムは正常に動いており、わけがわからない状態となっています。

最初から組み込まれているデモプログラムでは、ボーレートの発生のさせ方に問題がある可能性があり、できればオシロスコープなどで波形を確認してみたいものです。


なんて思いながら、改めてソースコードを確認したところ、ボーレートを2400bpsに設定するみたいなコメントを発見し、ターミナルソフトの設定を修正した結果、動作が正常に戻りました。

結果としては単にボーレートを9600bpsと勘違いしていただけでしたが、ボーレートの設定など明記しておかないと分かりにくい部分はコメントやドキュメントで強調しておく必要性を、改めて実感させられた次第です。

2011年10月15日土曜日

LaunchPadにおける技適取得の必要性

先日、ガジェットカフェのイベント「トラ技オフ会|超お手軽ARMマイコン基板「STM32ディスカバリ活用!」~USBに挿すだけで使えるデバッガ付き1000円マイコン基板を使いこなす」に参加しまして、32bitマイコンを搭載しGPIOのON/OFFだけでもLaunchPad以上のスイッチングノイズを出すと思われる、STM32ディスカバリについては技適認証が不要であるというお話を、STマイクロの担当の方から伺いました。

詳しくは調べていなかったのですが、いろいろな実験に使っているLaunchPadについては、説明書に技適取得に関連する断り書きがありましたので、シールドボックスに入れて実験をしていたのですが、TIのサイトで質問を投げた所、RFモジュールを接続する場合だけ技適取得が必要であるという回答が得られました。

マイコンボードそのものは不要輻射を発生し得るものの、技適取得が必要なレベルではないという話で、最初に問い合わせておけば、わざわざシールドボックスを作る必要も無く、いらぬ手間を掛けてしまったなという感じです。

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