2011年4月10日日曜日

LaunchPadをICEとして使う(2)

さきに、同一電源を使って制御不要なレベルトランスレータ(TXS0104EDR)を使った、LaunchPadのICE化という記事を書きましたが、今回はその続報です。

前回、紹介した回路の主要部分の回路図(EAGLE CADで描画)を示します。

上記の回路図では、水晶振動子やI2Cスレーブなどは省略しています。

回路図中のIC1がレベルトランスレータのTXSE0104EDRとなり、IC2は14ピンまたは20ピンのMSP430G2xシリーズのMCUを挿入するICソケットとなっています。

この回路はPCとのLaunchPad基板上のUSB-UART変換入出力(TXD,RXD)とSpy-By-Wire(TEST,RST)の合計4本の線のレベル変換をIC1で行って、IC2とLaunchPad側のICE機能ブロックを接続するようになっています。

操作時に注意すべき事は、さきにVCCBの電源投入、すなわちLaunchPadへの接続を行ってからVCCAの電源投入、すなわちターゲットボードの電源投入を行う必要がある点です。電源を切るときも、先にVCCAを切ってからVCCBを切るという手順になります。

これらはTXSE0104Eの仕様からの制約事項ですが、さきのエントリで書いた、TC74LCX07を使った場合どうなるか、近いうちに試してみたいと思います。

なお、このエントリーを書いた時点では、JP1を開放してVCCAにエネループ2本(約2.5V)を接続した状態でMSP430G2221のプログラミングと実行が出来ておりますが、ターゲットボード上のI2Cスレーブとの接続がうまく行っていない段階です。

おそらく、5月の連休くらいにはI2Cを動かせるようになるのではないかと、楽観的に考えております。

などと書いていたら、I2Cスレーブデバイスの未配線箇所と誤配線箇所を発見してしまいました!

というわけで、連休前にはI2Cスレーブデバイスとの接続について紹介できるかもしれません。

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