2013年7月27日土曜日

コンデンサを使ったLEDの定電流駆動

先日のエントリーで紹介した論文では、インダクタを負荷とスイッチ素子の間に直列に入れる構成となっておりました。これは、インダクタが自身の磁束を一定に保とうという性質を持つことを利用したものといえますが、別な考え方をすれば直列にインダクタが入っているならキャパシタを並列に入れるというやり方も成り立つはずですので、実行に移してみました。

定電流制御を行う対象の素子は、直列接続された複数のLEDで、電流検出にはLEDに直列に挿入した抵抗を用いています。電流検出とON/OFF制御にはマイコン(MSP430G2211)に内蔵されたコンパレータを使用し、スイッチにはフォトカプラを介して接続したPNPトランジスタを使用しています。

実験を行った回路構成では、12V電源と電圧調整用コンデンサの間にPNPトランジスタを挿入し、電流が規定値より小さい時にONそれ以外はOFFとするようにしています。LEDは赤色LED(VF≒2V)を5個直列接続して、LEDとGNDの間に電流検出用抵抗器(36Ω)を挿入しています。

マイコンの方は電源生成に2.6V出力の3端子レギュレータを使用したので、電流検出用抵抗器から入力するピンとGNDの間に2V程度のツェナーダイオードを保護用に入れて使用しています。

実験結果については、オシロスコープを持っていないので波形は見えていませんが、テスターで測った平均値では電流制御がうまく行われているようでした。

回路図その他については追って示したいと思います。

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